子どもたちは、障害のあるなしにかかわらず、静かにじっと音に耳を傾けるお行儀の良い子ばかりではありません。声をあげたり、身体を動かしたり、時には勝手に動き回ったりする子がたくさんいます。だから音楽を鑑賞する場からは締め出されます。そんな親子の皆さんに思う存分音楽を味わっていただきたいという思いで、企画したのが「リボーンコンサート」です。2007年1月11日、「第1回 Happy New Year リボーンコンサート」を日本自然医療協議会主催で開催いたしました。演奏していただいたのは、ヒーリングミュージック界の若き天才ピアニスト渡辺雄一先生。演奏家が最も嫌がる環境での演奏を快く引き受けていただけたのは、このコンサートの趣旨に渡辺先生が賛同していただけたからに他なりません。
ご招待させていただいた方は、障害を持つお子さんが21名、その親御さんが27名、観客は総勢114名でした。フロアーにはマットが敷かれ、その上には色とりどりの風船が置いてあり、お子さんたちが演奏中に遊んでもいいことになっています。音楽の心地よい調べの中でお子さんたちは元気いっぱいに飛び跳ねていました。ピアノから流れる調べは、やさしい旋律を奏でながら力強いエネルギーをホールの隅々まで行きわたらせ、聴衆の一人ひとりを慰め、清め、力づけるかのようでした。勝手に遊んでいるように見える子どもたちも、美しい音楽をちゃんと聴いていました。コンサート終了後のアンケートでは、ほとんどの方がまた開催してほしいと希望され、渡辺雄一先生からは、「このコンサートをきっかけに、家庭で音楽療法を続けてほしい」というメッセージをいただきました。

整体は、欧米や中国、オーストラリア、ニュージーランドでは国家資格ですが、わが国では国家資格ではありません。医業類似行為としても認められていません。また、鍼灸や按摩、指圧、マッサージなどの医業類似行為と比べても一段低く見られているのが現状です。整体の一般的な認知を 更に広めていくには、整体の技術が個人差によってバラツキがなく、どこでも高いレベルの施術が受けられるように標準化されておく必要があります。
そこで、私たちは整体の認定制度を設置。一定レベル以上の技術を提供できる整体院を、患者さんたちが識別できるように「認定整体院」として認定しています。NPO法人日本自然医療協議会が認定機関として認定する「日本整体技能認定協会」と、「長命整体師養成学院」のご協力を得て認定試験を行い、技術・知識に優れた整体院の輩出を目指しています。「認定整体院」ができることで、

（1）誰もが安心して整体治療を受けられる。

（2）整体技術が全国で一定のレベルを維持できる。

（3）整体を社会的に認知させることができる。

さらに、将来的には整体が国家資格として認められるための基盤づくりにもなります。